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12月, 2012の投稿を表示しています

【終了】「選書ツアー」図書の展示替えをしました。

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選書ツアー図書の展示第2弾として、2回目の選書ツアーで選ばれた図書の展示を始めました。 前回とはまた違ったラインナップになっていますので、是非一度足を止めてみてください。もちろん、貸出も可能です。 なお、現在長期貸出中なので、いつもより長く借りることができますよ! 第2弾の図書一覧は、 こちらをご覧ください。 【選書ツアー図書一覧(11月14日分)】  今回は、DVDも入っています。 第1弾の図書は一旦こちらの 小さな台車に乗せています。  

JSTOR Arts and Science Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ が利用できるようになりました

 人文科学、社会科学を中心とする代表的な学術雑誌のバックナンバーを集積した電子ジャーナルJSTORの  「JSTOR Arts and Science Ⅰ」  、  「JSTOR Arts and Science Ⅱ」  に加えて、このたび新たに  「JSTOR Arts and Science Ⅵ」   「JSTOR Arts and Science Ⅶ」    「JSTOR Arts and Science Ⅷ」  も利用できるようになりました。ぜひご利用ください。

明治三陸地震に関する英文リーフレット"The Great Disaster in Japan, 15th June, 1896" (ヘルン文庫所蔵)をデジタル化公開

2012年8月23日付の当ブログ でも紹介しましたが、昨年、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の研究者である中川智視氏が、富山大学所蔵の ヘルン文庫 から明治三陸地震に関する英文リーフレット"The Great Disaster in Japan, 15th June, 1896"(『日本での大災害 1896年6月15日』)を発見しました。 ハーンには防災民話として有名な『稲むらの火』の原作となる"A Living God"(『生き神』)の著作があり、また、日本の地震災害に関する文章も残していることから、この発見はハーンの日本の災害への強い関心を示すものとして注目を浴びています。 富山大学附属図書館では今回、英文リーフレット "The Great Disaster in Japan, 15th June, 1896" の本文をデジタル化し、 富山大学学術情報リポジトリToRepo から公開しました。 この英文リーフレットは、当時横浜で発行され、ハーンをはじめ日本に関心のある外国人にとって重要な情報源であった"Japan Gazette"に掲載された記事をリーフレット形式にまとめています(奥付が欠落しているため、出版の詳細な経緯については不明)。内容は”Japan Gazette"紙の記者が、明治三陸地震の津波被災地をめぐり、生存者の証言や、外国人記者から見た被災の状況をまとめたものとなっています。 中川智視氏による抄訳 が富山大学学術情報リポジトリToRepoに掲載されておりますが、全文を参照されたい方は 今回デジタル化した原資料 をご覧ください。 なお、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は評論『地震と国民性』において、「 日本が短期間に西洋の提供したすべてのものを受け入れ、利用できたのは、社会の非常に変わりやすい性質によってである。[その性質を利用することで]日本は、定期的に国土を荒廃させる恐ろしい突然の災害から、より効果的に自己を守る手段をやがて見出すだろう。」とも書いています。ハーンは日本を定期的に襲う災害と、それが日本人に与えた影響を深く考察しています。 東日本大震災を経験した現代の日本人が、 ヘルン文庫 から現代日本にも貴重な示唆を与える情報や思想を発見し

【終了】「選書ツアー」で選ばれた図書、貸出開始!

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11月に2回開催した「選書ツアー」で選ばれた図書の貸出を開始します。 折角の機会なので、多くの方の目に留まるようにと、図書館の入館ゲート左手にある展示スペースで展示中です。 選ばれた本を一挙にお披露目!といきたかったのですが、200冊以上の図書を置けるスペースではないため断念。 そこで、第一弾として、1回目の選書ツアーで選出された本を並べています。しかし、1回目に選ばれた本でも100冊以上。実は、この量を置くことができる棚が無く・・・。苦肉の策で、一部を小さな台車に乗せて展示しています。お越しの際は、こちらの台車もご覧ください。 また、全部ではないのですが、選んだ学生さんによる本の紹介カードが付いています。是非選ぶ際の参考にしてくださいね。 今回の展示図書一覧は、 こちらをご覧ください。   【選書ツアー図書一覧(11月7日分)】 既に何冊か貸出されているようです。ちらほら棚に空きが・・・。  本の上部に白いカードが見えますが、これが紹介カードです。

富山大学附属図書館で発見されたハーン(小泉八雲)熊本時代の『講義ノート』

富山大学附属図書館で発見されたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の熊本時代の『講義ノート』出版の準備が、現在、本学客員研究員のマリ・クリスティーヌ氏らによって進められています。今回はこの間の経緯を紹介したいと思います。 2012年4月の『北日本新聞』や『熊本日日新聞』でも紹介されていますが、本年(2012年)、富山大学附属図書館に寄贈された資料の中からラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の熊本第五高等中学校時代の授業の講義録が発見されました。ハーンは『怪談』などの著作のある文学者として知られていますが、同時に優れた英語教師でもありました。英語教師として各地に赴いたハーンを知る上で、熊本での授業に関する史料がこれまで唯一見つかっていなかったのですが、この発見は熊本時代の欠落を埋める第一級の史料として研究者の注目を集めているところです。 この資料はハーン関係の著作の出版もあり、ハーンの蔵書(後の ヘルン文庫 )の東京から富山への移送に当たっても多大な尽力のあった北星堂書店の遺品の中から偶然にも発見されたものです。当時熊本五高生であった友枝高彦(1876-1957、後の東京文理科大学教授)が筆記したハーンの英語授業のノートを、友枝が ヘルン文庫 に来訪したことをきっかけに富山高校教授の高田力が写し、それを北星堂の中土義敬が将来の出版を意図して筆写しておいたという経緯をたどるもので、まさに奇跡的な偶然によって残された資料といえるでしょう。 この資料には、ハーンが日本人に英語を教えるに当たっての深い工夫の跡が残されているそうです。当時の英語の授業は、あらかじめ西洋のものをテキストとして定め、その内容に解説を加えるといった授業が多かったといいますが、ハーンの授業では英語そのものの用法や語源に焦点を当てるとともに、それを日本人学生の側に引き寄せ、熊本や九州に関する「阿蘇」「水前寺」「白川」「大宰府」「筑後川」「霧島」といった素材を授業に取り上げているとのことです。 なお、この資料はマリ・クリスティーヌ氏が翻訳し、出版される予定です。ハーン研究者のほか、内外で英語教育に携わる人の関心も広く呼ぶ資料になるものと思われます。 また、12月15日(土)には、富山大学において 講演とシンポジウム「小泉八雲の新しい地平 : 最近のラフカディオ・ハーン研究をめぐって」 が開催されます

【終了】(学生のみなさんへ)冬季休業にともなう長期貸出のお知らせ

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中央図書館・工学専門図書室では、富山大学冬季休業にともなう長期貸出を行います! 学生のみなさんは、通常の貸出期間より長くなります。 長期貸出実施期間(一般図書のみ) 学部学生 : 2012年12月7日(金) - 12月27日(木) 研究生 : 2012年12月7日(金) - 12月27日(木) 大学院生 : 2012年12月7日(金) - 12月16日(日)           ↓ 返却期限→2013年1月15日(火) *延長不可* *長期貸出実施期間より前に貸出した図書は、返却期限内に更新処理をしましょう。 *教職員・学外の方は通常の貸出です。 *視聴覚資料は対象外です。        返却期限は守りましょう!